バンドブームの後、デジタル技術の普及のおかげで九〇年代に登場したのが、楽器さえ弾く必要のないミュージシャン「クラブDJ」である。「クラブDJ」は基本的に、過去の膨大な楽曲のレコード音源を発掘し、ミックスしては新たなダンス音楽に仕上げていく。問われるのは音源を探し、選び、組み合わせるセンスである。もうひとつ、パソコンとシーケンサーソフト、サンプリング音源が安価に普及したおかげで、楽器が弾けなくても音
音楽とセルフ・アイデンティティー... の続きを読む
その手が胸やお尻を触り始めると、私の世界への違和感は最高潮に達した。医者の頬を叩いた。しかし医者は私を押し倒すと、キスをした。もう一度、頬を叩いた。「どうしてこんなに奇妙なことするの?」「本当だな。お前、自分の姿を鏡で見てみろよ。その理由がわかるよ」「私があなたをがっかりさせたってこと?」「がっかりなんてものじゃない。お前は命を粗末にしている。それを運命の責任に転化している。そしてその醜い風貌だ。
医者は指差しながら罵声を浴びせた... の続きを読む
現代医学の進歩は目を見張るものがあり、多くの精細で確実な情報を取り揃えていますが、なお多くの不確実な部分を残しています。そして確かさと不確かさをともに含んだシステムは、全体としては不確かなものと考えておかねばなりません。そこで医者の営みは万能の神の代理者として振る舞うことではなく、複雑な選択肢の系列を可能なかぎり客観的な自然科学的事実を積み重ねてよじ昇り、たえず「逐次修正」を加えながら、相対的な真
患者の権利... の続きを読む
共鳴するのはヨーロッパ風のメロディです。その意味で「E」なうただということができるでしょう。少なくとも、ポイントーポイントでヨーロピアンなハーモニーを押し出している。でも最初の英語の入りのところはもろに「B」。最後のリフレイン、「抱きしめられると……」「キラキラ……」と声が高音に舞うところも西洋風というよりはゴスペル的高揚感の模写というべきで、「ウォウーウォウーイェー」や突き刺すような音は聴く者に
日本のうたに取り込まれているEとBの融合... の続きを読む
私だけではなく、最近の内科学の傾向として、肥満を体重だけではなく、脂肪率や今までの体重の変化でもとらえようとする動きが頭をもたげつつあります。これは、患者さんの肥満度を、標準体重という固定された数値でくくってしまおうという従来の考え方を卒業し、もっと患者さん一人ひとりの人生と、ニーズに合わせた目標を設定し、問題点を発見しようとする考え方と言ってよいでしょう。人間の体は、胴体に頭や手足がついています
「かくれ肥満」の出現... の続きを読む
最近では若者はボーダーが多く、ゲレンデに行ってもスキーヤーは年配の人が多いと感じます。その人たちを見ていつも思うことがあります。ウェアが派手な人が多いのです。原色に原色の柄を重ねて、蛍光色も使われていたりします。原色のウェアだなぁと思うと、9割がたスキーヤーです。20年ぐらい前の流行りをそのまま持ってきている印象です。ボードウェアは地味な色が多いので、よけいとその差を感じます。もちろん誰が何を着て
スキーヤーのウェアの特徴... の続きを読む
一年ほど前のことですが、Sさんという五十八歳になる男性が心臓病の発作で苦しんでいたのを、黒酢によって救われたという報告がありました。ある日、Sさんは突然胸がしめつけられるように苦しくなり、冷や汗が出てきたと思ううち目の前がまっ暗となって、救急車で病院に運ばれて心筋梗塞と診断されました。幸いにしてそのあとの経過はよく、絶対安静の状態から脱してわが家ですごしていましたが、また同じことがすぐに起こるので
黒酢によって救われた... の続きを読む
直接的に支払い余力などにダメージを与えるのは株価の下落である。原価法を採用すれば有価証券売却益など決算対策の益出しをしなくて済むが、巨額の株式含み損を将来にわたり抱えることとなる。ソルベンシー・マージン比率には株式含み損益が算入されており、株価が下がると比率にはストレートに利く。例えば、九七年度末のディスクローズ資料を基に株価下落の影響を単純試算してみると、日経平均株価が九七年度末から一五%下落し
株式のウェイトが大きい生命保険... の続きを読む