家電リサイクル法の施行が数ヵ月後に迫ってきたある日、私は前向きな商売のやり方を求めて仙台に来ていました。中小企業大学の講義を聞くためです。講義のなかで、自分の会社や業界にこれから起こり得る障害をあげて発表するコーナーがありました。私は家電リサイクル法が実施された後の影響について、懸念される点などを話しました。すると、講師の先生が、新品の家電製品をリースで売って、契約終了後に引き取り、それを中古品として海外に流すという提案をメーカーに持ちかけている華僑がいるという話を、チラッとしてくれました。それを聞いた私は、なるほどなと感心しました。しかし、待てよ?そのシステムが日本中に広がってしまったら、私らのところに中古品が回ってこなくなる危険性があると直感したのです。そんなことを外国人にやられたら、日本中の中古品屋が大打撃を受けるではないか!なんとか阻止する方法はないだろうかと考えてみたけれど、よい案が浮かぶこともなく、日が経つにつれて忘れてしまっていました。