たとえば、缶ビールを毎日一缶飲む人が、容量がほぼ同じ小びんのビールを使うようになると、どれだけの得をするか考えてみてください。なんと、一年間に一万五八五円もの得になるのです。そして、三六五缶の缶の山を減らすことができます。ご夫婦で一缶ずつ、毎晩二缶を使っている家庭が、小びんのビール二本に変えるだけで、一年間に七三〇缶の空き缶を減らし、二万一一七〇円の得をすることになります。では、小びんビールに変えるのではなく、缶ビールニ缶を大びん一本に変えるとどうなるでしょう。缶ビールニ缶(七〇〇ミリリットル)と大びん一本(六三三ミリリットル)の容量を比べてみると、ダラスに注いで三センチほど大びんのほうが少ないのですが、価格はといと、大びんが三二(円、缶ビールは二缶で四三六円になります。なんと、大びんのほうが一二〇円も安くなるのです。つまり、毎晩缶ビールニ缶だったところを大びん一本に変える(容量は減る)だけで、一年問に四万三〇〇〇円の得になります。ビールびんは八年間使い続けますので、この差は八年間で三五万四〇〇円にもなります。同時に、五八四〇缶をごみにせずにすみます。三五万円あれば、ヨーロッパ行きの往復の航空券が二枚購入できます。缶ビールをびんビールに変えるだけで、ごみの減量とお金の節約がこんなにできるのです。安売りの酒店に行くと、缶ビールも一缶が一九〇円ほどで買えますが、缶飲料の安さだけに注目していると、ごみが増え、ごみ処理に税金が使われて、公害問題やエネルギー問題を加速することになります。