平成7年4月、私は、老朽化したマンションの1室を手に入れました。室内は、築32年を経過した当時のままです。キッチンも穴が開く寸前。流れ出る水は、コーヒーのように赤黒い液体でした。室内に設置された換気扇は故障し、換気スペー・スからほかの家の煙が逆流してくる状態です。「しょうがない、全部やり替えるか」私は、全面改装を決意します。その日から、私は職人となり、ひとりで工事を行いました。まずは、解体です。実働日数は25日間。床、天井、部屋の間仕切り、壁。すべてを引っぺがし、解体しました。マンションの広さは12坪。通常であれば、60万〜80万円程度かかるところですが、廃棄費用のみ、8万円でお釣がきました。そして、内装。これの実働日数は65日間。床も天井もすべて張り替え、新築同様の状態に仕上げました。この工事でかかった費用は、工事器具の購入から、水道、ガス等、外注工事をすべて含めて210万円。大手の工事会社に発注すれば、750万円はかかったでしょう。コスト削減は、創意工夫と実行力がものを言います。
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