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人格を否定する圧迫面接

いまどき、極端な圧迫面接をする企業はほとんどありません。むしろ多いのは圧迫面接もどき。これは取りようによっては人格否定ともいえます。ただし、これは断言できますが、圧迫面接もどき、九〇パーセントは企業側に圧迫面接をするつもりもなければ、人格否定をしている意識もありません。要するに学生側が勝手に思い込んでいるだけです。たとえば、面接官が学生の学部を取り上げたとしましょう。教育学部の学生相手なら「教員にならずに弊社を受けたのはどうしてですか?」と素朴な疑問として聞くはずです。

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この質問に「教員志望から変わった」とかふつうに答えれば、それですむ話です。教員免許とは無縁のゼロ免課程なら「教育学部でも課程が違うので最初から教員志望ではありませんでした」と言っておけば充分です。しかし、学生のなかには深読みしすぎたり、深刻にとらえてしまう人がいます。「教育学を勉強してきたけど、別方面に興味が湧いた自分を認めてくれない。これは人格の否定だ」こうなると、この企業はもうダメです。某2ちゃんねるで「あの企業は圧迫面接だ、人格否定だ」と書き込みをされるハメに。圧迫面接の意図がない企業でさえこの始末です。まして、圧迫面接を意図的に仕掛ける企業は、陰で何を言われるかわかったものではありません。どの企業もイメージを守ろうとする現代、あからさまな圧迫面接はまずありえません。つまり、人格否定発言もそうそうないと言っていいでしょう。仮にあったとすれば、よほど覚悟を決めて圧迫面接をしているか、たんに法律もモラルも無関係と思い込んでいるかのどちらかです。