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他人との何らかの「差」が大事

他人との何らかの「差」が大事なのだという点は、見落とされやすい。サラリーマンも、フリーターも、しばしば、「人と同じ努力をしているのに、なぜ報われないのか」という不満を持ちがちなのだが、「人と同じ」ことをやっていると、経済的には不利になって当たり前だ。「同じ」で、「取り替え可能」で、「供給が多い」ものの値段は安いし、全てが売れるとも限らない。横並び的な協調性を押しつけた教育が悪かったということなのかもしれないが、自分の人生は1度きりなのだから、割を食わないためには、早く発想を変えた方がいい。

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さて、働く人と使う人の差があったとしても、これだけでは、現代の「エクイティー階級」たるオーナー経営者たちが、(往時の)ホリェモン的な大金持ちになれるわけではない。かつての「社長」と現代の「エクイティー階級」の違いは何か。そこには、「株式」というものの、ある種のマジックが存在する。たとえば、年間三億円の純利益が出ている会社があれば、この株式を公開すると、その三億円の四〇倍といった数字で株式が評価されることがめずらしくない。この倍率は、PER(株価収益率)といって、株式投資を考える場合には、基本的な指標の一つだ。現在の東証一部の上場企業のPERは二〇倍くらいなのだが、年間三億円の利益が今後どんどん成長するというイメージを投資家に与えることができれば、特に新規公開のフレッシュな会社の場合、三〇倍、四〇倍がめずらしくない。