中古車販売店の形態は主として、クルマの販売をメインとしている業者と、修理を母体としてクルマの販売も行なう業者に大別することができる。かつて日本が好景気だった時代には、とにかくクルマは売れた。特にバブル期では、中古外車は飛ぶように売れ、ちまちま修理でメシを食うより、1台売ってガッポリ儲ける方がウマ味があることから、販売主体の中古車販売店が台頭していた。しかし、バブル崩壊から10年以上が経った今、昔ほど中古外車は売れない。業界も今は過当競争時代に突入しているのだ。一方、修理や整備を母体とする中古車販売店は規模の経済にも惑わされることなく、マイペースで今日まで営業してきた。95年の車両法改正により、車検整備に重点を置いた民間車検場はその余波を受け苦戦を強いられているが、そういった工場とは一戦を画すのが彼らだ。修理工場系中古車販売店の強みは、何といっても外車の修理に強いことに尽きる。近年、クルマの耐用年数は上がっている。もちろん、景気の影響を受けてユーザーの代替えサイクルも長期化しているのだ。そのため、1台のクルマを長く乗るユー・ザーが増え、修理や整備という仕事が増えているのである。特に外車の場合、年々ヒートアイラインド現象が増すにつれ、故障頻度も上がっていく。毎年夏場になるとエアコン故障、オーバーヒート、ラジエターパンクなどの症状での修理依頼は増える一方だ。夏場のベンツやBMW、ジャガーなどのディーラー系整備工場は、もうパンパンである。そんな状態だから、外車の修理依頼は今ではドル箱なのだ。
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